【評価80点】オリーブオイルクレンジングの効果とデメリット

オリーブオイルクレンジング

オリーブオイルクレンジングが肌に良いと聞いたものの、

「本当にオリーブオイルを肌に塗って大丈夫?」
「ちゃんとメイクが落ちるの?」
「ニキビができたりしないか心配……」

などの疑問を抱いている方も少なくないと思います。

今回はオリーブオイルクレンジングについて徹底的に解説し、上に挙げたような疑問に答えていこうと思います。

オリーブオイルクレンジングの評価

総合評価:80点(おすすめできる)

コメント:
一般的なクレンジング剤を使うよりも肌に優しいクレンジング方法です。ただし、注意深くやらないと肌を擦ってしまって逆効果になる危険性もあります。少々マニア向けの美容法と言えるでしょう。

0)説明を始める前に

これからオリーブオイルクレンジングについて解説していきますが、その前に一つだけ先に断っておきたいことがあります。

それは、当サイトではオリーブオイルクレンジングよりも純クリームクレンジングの方をオススメしている、ということです。

両者は同じ発想に基づくクレンジング法であり、肌への優しさや期待できる効果も同じです。ただ、難易度が全然違います。オリーブオイルクレンジングの方が玄人向けで失敗しやすいのです。

一方、純クリームクレンジングの方は誰がやっても失敗しないので、万人におすすめすることができます。同じ効果が得られるのであれば、簡単にできる純クリームの方が優れていると私は考えます。

両者の違いは記事の中間あたりにまとめますが、「頑張って読んだのにクリームの方がいいってオチなの!?」と思われる方もいるかもしれないので先に断っておきました。

参考:もっとも肌に優しいクレンジング方法!純クリームクレンジングのすすめ

1)オリーブオイルクレンジングとは?

オリーブオイルを使うクレンジング方法です。

昔からあるクレンジング法ですが、美容研究家の岡江美希氏がメディアで紹介したことで爆発的に広まりました。

彼女の書籍にはオリーブオイルクレンジングのことが詳しく書かれているので、興味がある方は読んでみるのもいいでしょう(何冊かありますが『美肌の真実』がおすすめです)。

オリーブオイルクレンジングの効果

オリーブオイルクレンジングの効果は、一言で言えば“肌本来の姿になる”です。

“肌が健康になる”と言ってもいいでしょう。

オリーブオイルクレンジングは、強力なクレンジング剤の使用で弱ってしまった肌にゆとりを与え、本来の健康な状態を取り戻させる効果があります。

具体的な効果としては、

  • くすみが取れて肌が白くなる
  • 肌が乾燥しなくなる
  • 毛穴の開きが改善する
  • ニキビができにくくなる

あたりが実践している人の実感としてよく言われています。

なんだか多岐にわたっていますが、それも当たり前のことで、肌の荒れ方は人によって様々ですが、オリーブオイルクレンジングはそのマイナス分を元通りに戻す働きをするためです。

肌トラブルの原因は一言で言うと“肌が不健康になっていること”です。それゆえ、オリーブオイルクレンジングはあらゆる肌トラブルに大きな効果を発揮します。

肌が荒れている人ほど劇的な効果を実感できるタイプの美容法です。

オリーブオイルに美容効果があるわけではない

しばしば勘違いしている人が見られますが、オリーブオイル自体に何か積極的な美容効果があるわけではありません。

オリーブオイルというと、なんだか肌に良さそうなものがたくさん入っていそうですが、クレンジングとして使う分には一切関係がありません。すぐに洗い流してしまいますからね。

なので、オリーブオイルである必然性はなく、ホホバオイルやスクワランオイルなど別のオイルを使っても効果は同じです。

ただ、入手のしやすさやコスパの良さ、成分的な安全性などからオリーブオイルを使う人が多いというだけです。

オリーブオイルクレンジングのメリット

オリーブオイルクレンジングのメリットは“一般的なクレンジング剤を使わないで済む”という一点にあります。

これはとんでもなく大きなことです。

一般的なクレンジング剤には洗浄成分として合成界面活性剤が大量に入っています。簡単に言うと、合成洗剤が混ぜられているわけです。

これがとんでもなく肌に悪く、あらゆる肌トラブルの元凶になっています。

スキンケアではプラスを増やすことよりもマイナスを減らすことの方がはるかに効果が大きいです。

オリーブオイルクレンジングが肌トラブルに劇的な効果を発揮するのも、クレンジング剤という大きなマイナスをなくすことができるからです。

本当にメイクが落ちるの?

実際にやってみた人が最初に驚くのは、ただのオリーブオイルでメイクが簡単に落ちてしまうことです。

意外に思われるかもしれませんが、オリーブオイルのクレンジング力は結構強めです。メイク落ちだけで言えば、ミルクレや水性ジェルなどの水っぽいクレンジング剤よりも上なくらいです。

これは、ほとんどのメイク料は油性の成分でできているためです。メイクは言ってしまえば“油性の絵の具”です。なので、水性の絵の具が水に溶けるように、油性の絵の具であるメイク料は油に簡単に溶けます。

実は、一般的なクレンジングオイルの場合でも、クレンジング力を担っているのは主にオイルの部分なのです。

一般的なクレンジングオイルはオイルに合成洗剤を溶かしたものですが、メイクを溶かすのはオイル部分であり、合成洗剤の方はどちらかと言えばオイル自体(とメイク料の混ざったもの)を洗い流すために入っています。

使っているメイク料との相性もあるので一概には言えませんが、オリーブオイルクレンジングのメイク落ちは、だいたい『ミルクレ以上、クレンジングオイル以下』だと思っておけばいいでしょう。

2)オリーブオイルクレンジングのデメリット

肌に優しいオリーブオイルクレンジングですが、デメリットがないわけではありません。

オリーブオイルクレンジングのデメリットは、理論的に避けることができないものというよりは、注意すべき点が多いという性質のものです。

デメリット1=洗い流しにくい

オリーブオイルクレンジングの欠点は、なんといっても洗い流しにくいことです。

そもそも一般的なクレンジングオイルにあれほど大量の合成洗剤が混ぜられているのは、洗い流しにくいはずのオイルを無理やり洗い流せるようにするためです。

その合成洗剤を避けるために純粋なオリーブオイルを使うわけですから、洗い流しにくさとは正面から向き合わなければなりません。

油分ほぼ100%のオイルは肌の上に強力な油膜を張ります。

料理をする人であれば、手についた調理油を落とすのが大変なことはご存じでしょう。それを顔にべったりと塗ってから落とすわけですから、これを洗顔料のみでキレイに落とすのは至難の業です。

実際、オリーブオイルクレンジングを実践している人の多くは、

  • 洗顔前にキッチンペーパーやティッシュで軽く吸い取る
  • 洗顔前に蒸しタオルをして油分を取る
  • 洗顔料で二度洗顔する(=洗顔前に洗顔する)

などで対応しているようです。つまり、洗顔をする前に何かしらの一手間を加えることで事前に油分を間引いているわけですね。

デメリット2=肌を擦りがちになる

二つ目のデメリットは、肌を擦ってしまいやすいという点です。これも「洗い流しにくい」ということに起因するものです。

オイルが肌に少しでも残っているとヌルヌルした感触が取れません。

ここで「まあ少しくらい残っていてもいいか」と割り切れる人ならいいのですが、大多数の人は気持ち悪さを感じてしっかり落としたくなるでしょう。

しかし、ヌルヌルをしっかり落とそうと思ったら、どうしても肌を擦りがちになってしまいます。

もちろん、注意深く行えば肌を擦らずに済ませることもできます。絶対に避けられないというわけではありません。

ただ、よほど気をつけていないと失敗しやすい、ということです。

デメリット3=不純物が多い

スキンケア用のものを使うとはいえ、オリーブオイルは植物性オイルです。

天然のオイルは不純物が多いことが特徴です。そのため、人によっては何かしらの成分に刺激を感じてしまう可能性がないとは言えません。

植物油は鉱物油に比べて肌に優しそうなイメージがあるかもしれませんが、実際にはそうとも言い切れません。

皮膚科医の北原東一氏が本の中で、「植物由来の天然成分」というのは皮膚科医からすれば「かぶれやすい」という意味に見える、といったようなことを書いていました。

鉱物油に比べて、植物油には不純物がたくさん含まれています。それが香りや風味の良さを生んだり、栄養価の高さにつながったりするわけですが、スキンケアに用いる分には不純物でしかありません。

例えば、医療の現場で油分が必要になったときは必ず鉱物油の方を使いますね。不純物が少なくて信頼性が高いためです。

クレンジングに使ったオイルを完璧に洗い流すことは不可能です。肌がヌルヌルしなくなるまで洗い流したとしても、微量は必ず肌に残留しています。

もちろん、肌に残っても大丈夫なように安全性の高いオリーブオイルを使うわけですが、こればっかりは個人差があるので、オリーブオイルに含まれる成分が必ずしも肌の刺激にならないとは言い切れません。

不純物が多い分だけ通常の化粧品よりもアレルギーなどの問題が起こりやすいと言えます。なので、実際にクレンジングに使う前にパッチテストを行って、自分の肌にオリーブオイルが合っているのかどうかを確かめた方が賢明です。

オリーブオイルクレンジングは玄人向け

オリーブオイルクレンジングは全体的に“玄人向け”だと思います。

めんどくさがりな人、せっかちな人、には向いていません。

肌を擦らないように注意深くクレンジングを行える人、クレンジングを手早く済ませようとして雑にならない人、肌に何が良くて何が良くないのかを判断できる人、そういった人に向いています。

ここまでの説明を聞いて「めんどくさそう!」と思った人にはオリーブオイルクレンジングは向いていません。

そういう人は次章で説明する純クリームクレンジングの方にしておきましょう。

※)純クリームクレンジングの方がオススメできる

ここまで述べてきたように、オリーブオイルクレンジングのメリットは“合成洗剤が混ぜられたクレンジング剤を使わないで済む”という点にあります。

そして、デメリットは純粋な植物オイルを使うために「洗い流しにくいこと」と「人によっては不純物が刺激になるかもしれない」という点です。

実は、このメリットだけをそのままに、デメリットをすべて解消してしまうクレンジング方法があります。

それが、冒頭で述べた“純クリームクレンジング”です。

「合成洗剤を使わずに純粋な油分でクレンジングをする」という発想は同じですが、こちらはオイルではなく純粋なクリームを使います。クリームとはオイルに水を加えて乳化したものを言います。

別にオイルよりもクリームの方が肌に優しいというわけではありません。どちらも同じくらい肌に優しいのですが、オイルを使うとどうしても難易度が高くなってしまうのです。

オイルを使う場合、商品選びから始まって、パッチテストを行い、肌を擦らないように気をつけながらクレンジングをし、洗い流すときも一手間が必要……というように注意点がたくさんあります。

一方、純クリームクレンジングの方は、

  • 最初からクレンジング用として市販されているものを使う
  • 水相成分が含まれるのでオイルよりも洗い流しやすい
  • 普通のクレンジングと手間が変わらない
  • 不純物の問題がない
  • 単一オイルと違って成分がクレンジング向けに調整されている

当たり前の話ですが、オリーブの樹は別にクレンジング用にオイルを生成しているわけではありません。やはり最初からクレンジング用に成分が微調整されたクリームに比べると、様々な点で使い勝手に劣ります。

同じ効果が期待できるなら、わざわざ難易度の高いオイルの方を使う意味はないと私は考えています。

現在すでにオリーブオイルクレンジングを実践していて肌の調子が良い人は、そのまま続けるのがベストでしょう。ただ、これから始めてみようかな?と考えていた人には、純クリームクレンジングの方をおすすめしておきます。

3)オリーブオイルでニキビができやすくなる??

オリーブオイルにはニキビの原因と言われる「オレイン酸」が多く含まれているので、オリーブオイルでクレンジングをするとニキビができやすくなる、という話があります。

しかし、これはずいぶんと誤解の多い認識です。

結論から言えば、ニキビのリスクに関しては心配しなくても良いです。

ここは少しややこしい話になりますが、気になる方も多いと思いますのでちょっと詳しく解説します。「別にそんな心配してないよ!」という方は飛ばしてもらっても構いません。

ニキビの原因は「オレイン酸」ではない

オリーブオイルクレンジングをするとニキビができやすくなるというのは、ニキビの原因を少々誤解している節があります。

たしかに、ニキビの原因菌であるアクネ菌は「オレイン酸」が大好物です。

では、肌の上にオレイン酸が増えればニキビができるのか?というと、そうではありません。

ニキビの根本原因は毛穴に皮脂が詰まることです。なんとなく『ニキビ=オイリー』というイメージがあるかもしれませんが、ニキビとは“毛穴の便秘”であり、ニキビができるかどうかは毛穴に皮脂が詰まるかどうかで決まります。

そもそもオレイン酸は皮脂にも多く含まれている成分です。そして肌は常に皮脂膜によって覆われています。なので、肌の上にはいつだってオレイン酸が大量に存在しているのです。

でも、皮脂の分泌量が増えるとニキビができやすくなるじゃないか?

その通りです。しかしこれは、それによって肌の上の皮脂=オレイン酸が増えるからではなく、毛穴に皮脂が渋滞して詰まりやすくなるからです。交通量が増えると交通渋滞が起きるのと同じですね。

どれほど皮脂の分泌量が増えたとしても、毛穴に詰まってアクネ菌の巣にならなければ、ニキビはできません。ただ単に顔がテカテカになるだけです。

もしオリーブオイルクレンジングでニキビができるとしたら、オレイン酸が原因ではなく、オイルを洗い流すために何かしら肌を傷める行為をしてしまっている場合です。熱すぎる蒸しタオルや肌を擦る刺激などが考えられます。

要するに、オリーブオイルの主成分がオレイン酸であることと、ニキビができるかどうかとは、関係がないということです。

一般的なクレンジング剤の方がニキビにつながる

もっと言えば、オリーブオイルよりも一般的なクレンジング剤を使った方がよほどニキビの発生につながります。

北原東一氏が「クレンジングニキビ」と呼んでいましたが、クレンジング剤の使用はニキビを生む大きな原因になります。

クレンジング剤の強すぎる洗浄力は肌の保湿成分をたやすく奪い、肌をひどく乾燥させます。そして、肌が乾燥すると毛穴が塞がりやすくなって、結果的にニキビができやすくなります。

もしニキビの心配をするのであれば、オリーブオイルにはオレイン酸が含まれているから……などという些細なことよりも、一般的なクレンジング剤がもつ強すぎる洗浄力で肌質が悪化することの方がはるかに問題です。

ニキビの心配はしなくていい

オリーブオイルクレンジングは、クレンジング剤を使わないことによって有効なニキビ予防にはなっても、「ニキビができやすくなる」とはとても言えません。

ニキビの原因はアクネ菌→アクネ菌はオレイン酸が好物→オリーブオイルの主成分はオレイン酸→オリーブオイルでニキビができる!というのは、いくらなんでも短絡的すぎます。

実際、オリーブオイルクレンジングをしたらニキビが増えたなんて話は聞いたことがありません。

ただ、すでにニキビがたくさんできているような人にとって、わざわざオレイン酸が主成分のオリーブオイルを使うのが最善か?と問われるといささか疑問です。

他にも選択肢は色々あるわけですから、あえてオリーブオイルを選ぶ積極的な理由はないでしょう。そういった人は、ホホバオイルや、純クリームクレンジングにするなど、念のために別の方法を取った方がいいかもしれません。

4)オリーブオイルの選び方

肌に触れさせるものですから、使用するオリーブオイルは慎重に選びましょう。

基本的には、ドラッグストアに売っているようなスキンケア用のオリーブオイルを選んでおけば間違いありません。

スキンケア用のオリーブオイルを使う

基本的には、スキンケア用のオリーブオイルを使いましょう。

一口にオリーブオイルと言っても様々な種類があり、不純物の量や「酸度」(酸化のしやすさ)などが異なります。

わかりやすいのは、食用とスキンケア用ですね。別の言い方をすれば、スーパーで売っている物とドラッグストアで売っている物の違いです。

食用の方は比較的粗い漉し方をしており、不純物が多めに含まれている傾向にあります。不純物と言っても、それらが風味や栄養価を生むわけですから、食用として使う分にはある程度は残しておいた方がいいのですね。

一方、スキンケア用は精製度が高く、不純物が少なくなっています。また酸度(酸化のしやすさ)がとても低く、品質劣化しにくいことも特徴です。

別にオリーブオイルに含まれる栄養価が目的ではありませんから、不純物は少ないに越したことはありません(一応、不純物が多いほど洗い流しやすくはなるのですが、誤差程度です)。

食用を使う場合には酸度の低いものを選ぶ

別に絶対に食用を使ってはいけないということではありません。

実際、食用を使っている人も多いですし、オリーブオイルクレンジングを広めた立役者の岡江美希氏も食用を使っているようです。

どうしても食用を使いたい場合には、オリーブオイルの酸度(酸化のしやすさ)にだけ気をつけてください。

オリーブオイルは空気に触れると酸化が始まります。肌の上でも酸化は進行しますし、容器の中に入っているオイルも同様です。

肌への優しさでも、品質管理の面でも、酸度が低いほうが好都合です。

よく耳にする「エキストラバージンオリーブオイル」は最高級品のオリーブオイルとされる物で、酸度が0.8%以下と定められています。もし食用を使うのであれば、こういった酸度の低いものを選ぶようにしましょう。

敏感肌の人は特に気をつけよう

ただ、精製度の高いスキンケア用の方がリスクが小さいことは確かですので、どちらでも選べるならあえて食用を使う理由はありません。

特に、肌が敏感な人や、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患がある人、肌に炎症を起こしている人、などは食用は避けた方が無難です。

スキンケア用のオリーブオイルを使った場合でも、肌に異常が現れたときはすぐに使用を中止してください。

食べられるのだから肌に塗っても大丈夫?
ちなみに、オリーブオイルについて「食べられるのだから肌に塗っても大丈夫」と説明されることがしばしばありますが、この理屈は間違っています。
口から入ったものはすぐに胃で消化されますが、肌の方は違います。食べて大丈夫だからといって肌に塗って大丈夫とは限りませんし、その逆もしかりです。食べるのと肌に塗るのとではまったく視点の異なる話になります。
オリーブオイルは“たまたま”食べても肌に塗っても大丈夫なだけです。

5)オリーブオイルクレンジングの具体的なやり方

オリーブオイルクレンジングの実際に行うときの手順を説明します。

まずはパッチテストをしよう

万が一のトラブルを避けるため、クレンジングとして顔に使用する前に腕などでパッチテストを行いましょう。

パッチテストのやり方は簡単です。二の腕など目立たない場所にオリーブオイルを塗り(10円玉くらいで十分です)、その部分を絆創膏などで覆います。

そのまま約一日ほど放置してから剥がしてみて、塗布した部分の肌に異常が見られなければ使用しても大丈夫です。

もし肌が赤みを帯びたりした場合、オリーブオイルに含まれる何らかの成分にアレルギーを起こしている可能性があります。オリーブオイルの使用は中止しましょう。

また、パッチテストで異常が出なかったとしても、顔の肌に塗っても絶対に問題が起きないとは断言できません。実際にクレンジングに使用して少しでも異常が見られた場合は、即刻使用を中止するようにしてください。

オリーブオイルクレンジングのやり方

実際の手順は以下の通りです。

1,オリーブオイルを手に取る

大さじ1杯くらいが目安です。

2,肌の上でゆっくりメイクと馴染ませる

オイルは粘度が低いので肌を擦りやすいです。力を入れなくてもゆっくり馴染ませていればメイクは徐々に浮いてきます。肌を擦らないように注意しながら時間をかけてメイクを浮かせましょう。

3,キッチンペーパーでオイルを吸い取る

キッチンペーパーに顔をそっと押し当てて油分を吸い取らせます。もしキッチンペーパーがない場合はティッシュで代用しても構いません。

ここでペーパーを動かして“拭き取る”のは絶対にNGです。あくまでも肌を当てて“吸い取らせる”だけにしてください。よく使われる喩えで言えば「顔の魚拓を取るように」です。

ここでの目的は洗顔前に肌の上の油分を間引いておくことです。完璧に油分を取り切ってしまう必要はありません。一通り油分を吸い取ったら次に進みましょう。

4,洗顔料を使って洗顔をする

肌にはまだうっすらと油膜が残っているはずなので、洗顔料を使って仕上げの洗顔をします。

洗顔料はチューブ入りの洗顔フォームではなく石鹸を使いましょう。

洗顔フォームの洗浄力は合成界面活性剤によるものです。せっかく合成界面活性剤が混ぜられたクレンジング剤を使わないのですから、仕上げにも肌に優しい石鹸の方を使いましょう。

石鹸と洗顔フォームの違いについては「石鹸と洗顔フォームの違いとは?どっちの方が肌に優しい?」にまとめてあります。

蒸しタオルは危険性が高い
上の説明では、洗顔前の一手間としてキッチンペーパーでオフする方法を取っています。蒸しタオルを使う方法のほうが一般的ですが、蒸しタオルは温度や時間の加減が難しく、肌の油分まで奪ってしまいがちなのであまりオススメしません。また、そのついでに濡れたタオルでオイルを拭き取ろうとすると、摩擦で肌が大ダメージを受けてしまうので絶対にやめましょう(顔面を垢擦りするようなものです)。

まとめ

以上、オリーブオイルクレンジングについて解説してきました。

オリーブオイルクレンジングはもっとも肌に優しいクレンジング方法の一つです。続けているうちに肌が徐々に本来の健康状態を取り戻してくるはずです。

ただし、玄人向けの少々難易度の高い方法でもあるので、しっかりと注意点をチェックして失敗しないように気をつけて実践しましょう。

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