毛穴の黒ずみができる人とできない人
毛穴の黒ずみができる人とできない人ははっきりと分かれます。
毛穴の黒ずみができない人は特に何も意識しなくても一生黒ずみとは縁がありません。
その一方で、毛穴の黒ずみが一度できてしまうとそう簡単には消えてくれません。毛穴の黒ずみと一生付き合うことになる人だって少なくありません。
毛穴の黒ずみは、ニキビのように突然現れたり消えたりするものではないのです。できない人には何をどうしたってできませんし、黒ずみができる人にはずーっと付きまといます。
毛穴の黒ずみができる人と、できない人。この両者の違いはどこからくるのでしょうか?
体質のせいではない
これだけ両者がはっきり分かれるとなると、どうしても体質が関係しているのでは?と疑いたくなります。
実際、毛穴の大きさや皮脂の分泌量などはある程度まで遺伝的に決まってしまうことは事実です。
体質的なものと毛穴の黒ずみがまったく無関係であるということはおそらくないでしょう。
とはいえ、体質的な要素はあくまでも黒ずみのできやすさに影響するだけで、黒ずみができるかどうかを決定づけるほどの影響力を持っているわけではありません。
そもそもほとんどの人が「ある時期を境に黒ずみができ、それ以来治っていない」という状態にあると思います。生まれつき毛穴の黒ずみがある人なんていないのです。
体質はまったく無関係ではありませんが、あくまでも“人よりも少しだけ毛穴の黒ずみができやすい環境にある”という程度のものだと認識してください。
両者を分けるのは日常的なスキンケア
体質なんてものよりもはるかに影響力の大きい要素があります。
それは日常的に行っているスキンケアの習慣です。
現代人であれば毎日洗顔を欠かさず行っているでしょうし、メイクをしているのならクレンジングできちんと落としているでしょう。洗顔後に化粧水や美容液を叩いている人も多いでしょう。
日常的なスキンケアなんてみんな同じようなことをしているような気もしますね。
でも、実際にはそうではないんです。
例えば、洗顔にかける時間が10秒違えば肌の状態はまったくの別物になります。
時間を計って洗顔している人なんてまずいません。洗顔なんて誰もが習慣的に、ほとんど無意識のうちに行っていることです。
そのような小さなところで差が生まれるんですね。端から見るとほんの些細な違いでしかないんです。
ですが、その小さな違いが積み重なって、最終的に毛穴の黒ずみができるかどうかという大きな違いを生んでいるのです。
毛穴の黒ずみは“スキンケア習慣病”
毛穴の黒ずみは“スキンケア習慣病”とでも呼べるものです。
ちょっとした生活習慣が“生活習慣病”を招くように、一度や二度の大きな失敗ではなく、毎日のスキンケアに潜む小さな間違いが積み重なった末にできるのが毛穴の黒ずみなのですね。
日常的なスキンケアは毎日繰り返し行うものですから、たった-1の間違いでも一年分が積み重ねれば-365になります。
毛穴の黒ずみができたということは、習慣的に行っているスキンケアのどこかに必ず間違いがあるということです。
スキンケアのやり方は人それぞれ違います。ほとんどの人が無意識のうちに習慣化したやり方で行っていると思います。
だからこそ、間違いに気付きにくいんですね。毛穴の黒ずみを生む間違いケアであっても、本人とっては当然のことなのですから…。
毛穴の黒ずみを治すためには、何よりもまず日常的なスキンケア習慣を見直す必要があるのです。この点も生活習慣病とまったく同じですね。
毛穴の黒ずみは着実に改善できるトラブル
毛穴の黒ずみを治すのには時間がかかります。
毛穴の黒ずみはそう簡単にできるものでも、そう簡単に治せるものでもありません。日々の積み重ねでしか黒ずみはできませんし、日々の積み重ねでしか黒ずみを治すことはできないのです。
ただ幸運なことに(?)毛穴の黒ずみは“表皮”のトラブルです。表皮は細胞の入れ替わりが早いため、他の部位に比べると回復するのが早くなっています。
ここがシワなどの悩みと違うところですね(シワは主に“真皮”の問題なので根本的に解決することはほぼ不可能なのです)。
毛穴の黒ずみは真面目に対策をすれば、着実に改善していくことができるタイプの肌トラブルなのです。
完治するまでにはそれなりの時間がかかりますが、黒ずみが一向に改善してこない><という状況にはなりません。もし改善が見られないのなら、それは対策の仕方が間違っているだけです。