鼻の毛穴の黒ずみ「洗顔」まとめ

毛穴を洗っている図

「洗顔」は黒ずみ解消の要です。鼻の黒ずみを生む原因の筆頭であるだけに、洗顔の改善だけで黒ずみが解消するケースも少なくありません。ポイントをしっかりと押さえ、正しい洗顔を心がけましょう。

洗顔は黒ずみの原因ナンバー2

洗顔は鼻の黒ずみの原因ナンバー2です。

毛穴の黒ずみはまず洗顔(とクレンジング)が原因と相場が決まっています。

洗顔は肌のターンオーバーの舵を取るいわば肌のペースメイカーです。

毎日繰り返して行うものですから、ほんの少しでも間違った洗顔をしていると肌も毛穴もどんどんダメになっていきます。

特にクレンジングをしない男性の場合、まず間違いなく洗顔が大元の原因になっていますから、洗顔を改善するだけで黒ずみが治るケースがほとんどです。

黒ずみができたなら洗顔の見直しは絶対に必要です。現在の洗顔習慣を一度完全にリセットするつもりで臨みましょう。

“洗いすぎ”が9割

洗顔が原因と言っても、「洗い方が悪くて毛穴汚れをきちんと落とせていないから~」という話ではありません。

洗顔が黒ずみを生むのは全く逆で、9割方“洗いすぎ”によるものです。

洗顔不足によって黒ずみができるのは、数日に1回しか洗顔をしないなどの極端なケースだけです。普通に一日二回、洗顔料を使って洗顔をしているのならそちらの線を心配する必要はありません。

洗顔は誰もが当たり前のようにやっていますが、実は肌や毛穴を痛める最大の機会です。よほど注意深く行わないと簡単に“洗いすぎ”になってしまいます。

「自分は大丈夫」だと考えずに、一度現在の洗顔を徹底的に見直してみましょう。

毛穴の黒ずみの9割は“洗いすぎ”が原因

過度の洗顔によって毛穴がダメになる

過度の洗顔がなぜ鼻の黒ずみの原因になるのか?

これは毛穴の口の部分が痛んで荒れて硬化するためです。

黒ずみの大元の原因は毛穴の開口部が荒れていることです。この部分を覆っている角質が硬くなると、皮脂などの汚れがこびりついて落ちなくなります。

ある人はどれほど念入りに洗顔をしても黒ずみができるのに、ある人は水で軽くすすぐだけでも黒ずみができたりしない──この違いを生んでいるのが毛穴のコンディションの差なのです。

熱心に洗えば洗うほど毛穴の口の部分が荒れて、どんどん汚れが落ちにくい状態になってしまいます。

洗えば洗うほど鼻の黒ずみは悪化する

鼻の黒ずみができるとたいていの人はまず洗顔によって黒ずみを落とそうとします。

誰もが一度は通る道……と言いたいところですが、これがまさに“いちご鼻”への第一歩なのです。

黒ずみが毛穴にこびりついた汚れであるというのは事実です。しかし、黒ずみは絶対に落としてはならないタイプの汚れなのです。

もともと過度の洗顔が原因で黒ずみができたのです。黒ずみを落とそうとして洗顔を以前よりも「しっかり」するようになれば、黒ずみが悪化するのは当たり前の話です。

黒ずみと格闘しているうちにどんどん毛穴の状態が悪化していき、気が付いたときにはいちご鼻に……なんて話がそこら中にごろごろ転がっています。

毛穴汚れは自然となくなる

では、どうやって毛穴汚れを落とせばいいのか?

これはただ放っておけばいいのです。

黒ずみは結局のところ“角質”にこびりついた油汚れですが、この“角質”はそのうち垢として剥がれ落ちる運命にあります。

黒ずみはわざわざ落とさなくても最初から期限付きなのです。「角栓」として毛穴に詰まっている場合でも事情は変わりません。

洗顔を控えめにするとしばらくは毛穴に汚れがつき続けますが、肌が育って毛穴が健康な状態に戻ってくると、自然と汚れが付着しなくなってきます。

「今ある黒ずみ」はどうせ剥がれ落ちるものと腹をくくって、「1ヶ月後の黒ずみができにくい毛穴」を作ることに専念しましょう。

『黒ずみ対策=毛穴汚れの除去』は大間違い

正しい洗顔のポイントは3つ

鼻の黒ずみを解消するための洗顔のポイントは以下の3つです。

 1,とにかく優しく洗う
 2,洗顔時間を短くする
 3,石鹸を使う

総じて言えば「洗顔を控えめにする」ということです。“洗いすぎ”が原因で黒ずみができたわけですから、当たり前ですね。

3点のうち、「1,優しく洗う」に関してはきちんと守れている人が多いでしょう。洗顔時に毛穴を擦ってしまうと、水+洗浄剤の相乗効果で角質が必要以上に剥がされてしまいます。

特に盲点になりやすいのは2と3です。これらは以下で詳しく見てみましょう。

洗顔時間は15~20秒が理想

あなたは自分が普段“何秒間”洗顔をしているか言えますか?

洗顔時間はあまり気にされないところですが、非常に重要なポイントです。

洗顔料の泡はふわふわして肌に優しそうですが、肌に触れている間は延々と肌の保湿成分を溶かし出しつづけ、角質剥がれを進行させます。

洗顔時間が10秒長すぎればそれだけで黒ずみができてしまうほどの影響力があります。

洗顔時間(=洗顔料が肌に触れている時間)は15~20秒程度が理想です。

どんなに長くても30秒が限度です。1分近くも洗顔していたら毛穴がどうなっても文句は言えません。

毛穴の黒ずみを悪化させる“泡洗顔”の落とし穴

洗顔フォームはNG

最近は減りつつありますが、まだチューブ入りの洗顔フォームを使っている人もいると思います。

しかし、洗顔フォームを使っていて黒ずみができたなら、絶対に洗顔料を石鹸に変えるようにしましょう。

洗顔フォームを使っているとそれだけで黒ずみ解消のハードルが上がってしまいます。

洗顔フォームにはつっぱり感がありません。だから肌に優しいと勘違いしている人がいますが、まさにこの使用感の良さが洗顔フォームの欠点の表れなのです。

洗顔料を変えるだけで済むところですから、かならず石鹸洗顔に切り替えるようにしましょう。

石鹸vs洗顔フォーム─毛穴の黒ずみ対策にはどっちがイイ?

黒ずみにオススメの石鹸は?

黒ずみ対策に用いる石鹸に求められるのは、

・純石鹸であること
・できるだけ刺激が少ないこと

の2点です。要するに「高品質な純石鹸」を使いましょうということです。

保湿成分や薬用○○エキスなど余計な物が入った石鹸はNGです。

また、100円で買えるような廉価品も避けましょう。

肌が健康であれば安物の石鹸でもまったく問題ないのですが、痛んだ肌&毛穴だとちょっとした刺激に過敏に反応してしまうことがあるのです。

たいして値の張る物ではありません。黒ずみ解消の鍵を握る「洗顔」を預けるわけですから、ちゃんとした高品質な石鹸を選ぶようにしましょう。

鼻の毛穴の黒ずみに使う洗顔料の正しい選び方&おすすめ商品

洗顔が変われば、毛穴が変わる

洗顔を控えめにすると、肌がにょきにょきと育ってきます。

それまで過度の洗顔を受けつづけて痩せこけていた肌に、ようやく育つだけのゆとりが生まれるためです。

連日の食器洗いで荒れていた手の肌が、水仕事をやめることで見る見るうちに治っていくのと同じ原理ですね。

「洗顔が変われば、肌が変わる」と言いますが、毛穴も同じです。

洗顔を控えめにすると痛んでいた毛穴が徐々にふっくらと柔らかくなってきます。毛穴が本来の状態に戻れば、もう毛穴汚れは詰まらなくなりますし、黒ずみができることもなくなります。

『黒ずみ=汚れ』という認識を持っている人にとっては、洗顔を控えめにするというのは勇気がいる行為かもしれません。

ですが、思い返してみてください。いままで一生懸命洗って鼻の黒ずみが改善したことなど一度もないはずです。

上に書いてきた諸事項を守って、とりあえず3ヶ月ほど正しい洗顔をつづけてみましょう。すぐによくなるものではありませんが、地道につづけていれば毛穴の黒ずみはかならず改善されていきます。

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