毛穴の黒ずみを治す方法は一つだけ
毛穴の黒ずみを治す方法は一つしかありません。
その方法とは、“余計なことをせずに放っておくこと”です。
こう言うと簡単なことのように聞こえますが、実はこれが一番難しいのです。
毛穴の黒ずみに悩むかなりの割合の人が、上のことを実践できていないためにいつまで経っても黒ずみが治らない状態にあるのですから…。
毛穴の黒ずみは余計なことをした結果
毛穴の黒ずみは自然発生的にできるものではありません。
毛穴は本来、汚れなどが詰まるような作りになっていませんし、毛穴が健康な状態であれば黒ずみは絶対にできません。
黒ずみができたということは、現在行っているスキンケアのどこかに間違いがあるということです。どこかで毛穴がダメージを受けているのですね。
毛穴の黒ずみは何かしら余計なことをした結果なのです。
正しい黒ずみ対策は引き算である
毛穴の黒ずみに限らず、肌トラブルが起きるとどうしても“何か”をしたくなります。「アレをすれば…」「コレを使えば…」という方向に意識が向いてしまうのですね。
トラブルに対し、それを解決するための何かしら特別なケアをする──これは言わば“足し算のケア”と言えます。
しかし、毛穴の黒ずみに必要なのは“引き算のケア”です。
始めから毛穴の黒ずみがある人はいません。“余計なこと”をしたために黒ずみができるほどに毛穴の育ちが悪くなったのです。
その“余計なこと”をつづけている限り、黒ずみを生んだ大元の原因が取り除かれないわけですから、どのような処置をしたところで黒ずみが改善することはありません。
正しい毛穴の黒ずみ対策は、ひたすら“余計なこと”を取り除くことに尽きます。
もちろんプラスアルファの対策もないではありませんが、それはあくまでオプション的なものであり、黒ずみ対策の要は“引き算のケア”であるということは忘れないようにしましょう。
毛穴の黒ずみは自然に治る
肌や毛穴には自然治癒力があります。
水仕事などをして手が荒れても、しばらくするとまた元の状態に戻っていますよね?
毛穴も肌も細胞によって構成されており、その細胞は常に新しいものが古いものに置き換わっています。肌の状態が自然と回復するのはこのような細胞の新陳代謝の働きによってです。
黒ずみができた毛穴は本来の健康な状態ではありませんから、皮膚は痛んだ毛穴の組織・構造を回復させようとします。
このような機構があるにも関わらず毛穴の黒ずみがいつまで経っても治らないのは、何かしら毛穴が自己修復をするのを妨げるケアをしているからです。
つまり、何かしら“余計なこと”をしつづけてしまっているわけですね。
毛穴の黒ずみを治せるのは肌自身だけ
毛穴の黒ずみを治すのはあくまでも肌自身の自己修復能力であり、肌細胞の新陳代謝の働きです。
毛穴の黒ずみは、細胞の出来が悪く、毛穴部分の肌が痛んで荒れているためにできますが、それをスキンケアや化粧品の力でどうこうすることは不可能です。
再び細胞のクオリティーを上げ、毛穴をふっくらと柔らかくさせ、黒ずみができない毛穴に回復させることができるのは肌自身の力だけなのです。
そのため、毛穴の黒ずみ対策といっても、私たちにできることは肌が回復する邪魔をしないこと、言い換えれば、肌が回復するのに適した環境を用意してあげることだけです。
冒頭で、黒ずみを治す唯一の方法は「余計なことをせずに放っておくこと」であると述べましたが、これは以上のようなケアを指しています。
「放っておく」とは「肌が自分で回復するに任せておく」という意味です。
毛穴の黒ずみを治せるのは肌自身でしかありえない、ということは黒ずみ対策で失敗しないためにもっとも重要な視点です。常に頭の隅に置いておきましょう。