【クレンジングクリーム】拭き取るタイプと洗い流すタイプの違いは?肌に良いのはどっち?

クレンジングクリームには、

  • 拭き取るタイプ
  • 洗い流すタイプ(ウォッシャブル)

の2種類があります。

同じメーカーが2種類出している場合もあって、何が違うのか? どっちの方が肌に良いのか?と迷う人もいるかもしれません。

そこで今回は両者の違いについて簡単にお話ししていきます!

拭き取るタイプと洗い流すタイプの違いは?

拭き取るタイプのクレンジングクリームと洗い流すクレンジングクリームの違いは、

一言で言うと、使われている「界面活性剤」の量の違いです。

「界面活性剤」というのは、油と水を混ぜるための成分です。

界面活性剤が化粧品に配合される場合、

①油と水を混ぜてクリームや乳液を作るための「乳化剤」として
②油を水に溶かして洗い流すための「洗浄剤」として

の2つの使い方があります。

拭き取りタイプは基本的に、クリームを作るための「乳化剤」としてのみ界面活性剤が使われています。そのため、成分的には化粧下地や保湿クリームの同類です。

一方、洗い流すタイプは、クリームを作るための「乳化剤」として界面活性剤が使われているのはもちろん、その上でさらに「洗浄剤」としての界面活性剤を追加したものです。

なぜ、わざわざ界面活性剤の量を増やすのか?

それは、クリームを水で洗い流せるようにするためです。

クリームはもともと油分を多く含んでいるため、水ですすぐだけでは多少のヌルヌル感が残るものです。しかし、クリームにあらかじめ洗浄剤(界面活性剤)を混ぜておくと、水ですすぐだけできれいに流せるようになります。

洗い流すタイプの方は、クリームを洗い流せるようにするための界面活性剤が追加されていて、拭き取るタイプよりも界面活性剤の配合量が多くなっています。

拭き取るタイプはクリーム自体が洗浄力を持っていないので、肌に残っても大丈夫なものが多いです。一方、洗い流すタイプは「洗浄クリーム」ですので、肌に少しでも残ると肌荒れを起こします。

肌に良いのはどっち?

これはハッキリと、拭き取るタイプの方が肌に優しい、です。

極端な言い方をすれば、ただのクリームと洗剤入りクリームの違いですからね。成分的に見れば、どちらが肌に良いのかはわかりきっています。

ただし、拭き取りタイプの方には、

  1. 拭き取りの工程が面倒くさい
  2. 拭き取るときの摩擦が肌の負担になり得る

というデメリットもあります。

1の方はやる気の問題なので置いておくにしても、2の摩擦の問題は軽く見ることはできません。

もちろん、ちゃんと丁寧にやれば大丈夫なんですよ。拭き取るといっても、本当にゴシゴシやるわけではなくて、ティッシュやキッチンペーパーをそっと当てて油分を吸い取らせるだけですからね。

しかし、早く済ませようとしたり、油分を念入りに取ろうとしたりすると、肌を擦ってしまいがちになり、かえって肌にダメージを与えることにもなりかねません。

それぞれのメリットとデメリット

ここで一度、両者のメリットとデメリットをまとめておきましょう。

<拭き取るタイプ>
メリット
肌に優しい
デメリット
拭き取りの手間がかかる
拭き取るときの摩擦が負担になる可能性がある

<洗い流すタイプ>
メリット
楽ちん
デメリット
界面活性剤の量が多いので肌に負担がかかる
肌が乾燥しやすい

最近では、洗い流すタイプのクレンジングクリームの方が主流ですね。クレンジングの手軽さを求めるユーザーが多いこと、肌に負担の少ない界面活性剤が増えてきていること、などが背景になっているようです。

その一方で、スキンケアの知識が普及したことにより、昔ながらの拭き取るタイプのクレンジング(例えば、ポンズの拭き取るタイプなど)が再評価されている印象も受けます。

管理人的にも、どちらかを選ぶなら、拭き取りタイプの方をおすすめしたいです。

ちょっとした手間がかかりますが、洗浄剤(界面活性剤)に触れないで済むので、肌のためになります。特に肌の乾燥の度合いが目に見えて違ってくるので、乾燥肌や敏感肌の人にはぜひチャレンジしてみてほしいです。

拭き取るタイプを使ったことがなくて使うのが不安という人には、サッポーのクレンジングクリームがおすすめです。

この商品は、成分的には拭き取るタイプの仲間(つまり洗浄剤不使用)でありながら、クリームの成分が工夫されていて、拭き取りの工程を必要としません。普通に「クレンジング→洗顔」をするだけで肌に優しいクレンジングをすることができるので、とても楽ちんです。

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