クレンジングリキッドとジェルの違いは？どっちを選ぶべき？

「クレンジングリキッドとジェルの違いは？」

クレンジングジェルとリキッドはどちらも水性のメイク落としなので、同じようなシチュエーションで勧められることが多いです。

例えば、ニキビ肌の人だったり、マツエクをしている人だったり、ダブル洗顔不要のクレンジングを求めている人だったり……。

では、リキッドとジェルの違いはどこにあるのでしょうか？

一言で言うと、「リキッドは短期決戦、ジェルは長期決戦」ということになります。

それでは、「クレンジングジェル」と「クレンジングリキッド」の違いをわかりやすく説明していきます。

成分的には非常によく似ている

リキッドとジェルは、テクスチャー的には全然別物に見えますが、成分的には非常によく似たクレンジングです。

クレンジングジェルは「クレンジングリキッドを「ゲル化剤」でゼリー状に固めたもの」です。

「ゲル化剤」は、料理におけるゼラチンや片栗粉のようなもので、液体をゼリー状に固めたり、とろみをつけたりする成分です。

クレンジングリキッドとジェルの本質的な違いは、液状になっているか、ジェル状になっているかという、形態上の違いと言っても過言ではないのです。

クレンジングリキッドとジェルの違い

では、リキッドとジェルの違いはどこにあるのでしょう？

両者の違いは、洗浄力の強さにあります。

クレンジングリキッド＝強い洗浄力で一気に溶かす
ジェルに比べてメイク落ちに優れていますが、その分肌への負担も大きいです。
そのため、どれほど短い時間でサッと落とすことができるかが重要です。

クレンジングジェル＝弱い洗浄力でじわじわ溶かす
ジェルはリキッドをジェル状に固めることで肌の上に長く留まれるようにしてあります。
リキッドよりも洗浄力が低めに設定されており、じわじわと時間をかけてメイクを溶かしていきます。もともとの洗浄力が低いので、ハードメイクは落とせません。

記事の冒頭で述べたように、「リキッドは短期決戦、ジェルは長期決戦」なのです。

ある意味、オイルとクリームの関係にも似ています。

リキッドとジェルのどっちを選ぶべきか？

基本的には、

クレンジングリキッド＝しっかりメイク向き
クレンジングジェル＝軽めのメイク向き

という認識で構いません。

標準的な商品では、リキッドよりもジェルの方が肌への負担は少なく済むので、ジェルで十分に落とせるならそれにこしたことはありません。

ただし、落ちにくいメイクなのに無理してジェルを使ってしまうと、肌を擦りがちになったり、クレンジングにかかる時間が長くなったりで、かえって肌に負担がかかります。

ジェルだと苦戦するようなメイクを使っている場合は、潔くリキッドの方を選び、メイク落としをできるだけ短時間で終わらせるように心がけましょう。

リキッドとジェルに共通する特徴

リキッドもジェルも、基本的には水性のクレンジングです。

「水」と「界面活性剤」が主成分であり、「油分」を少量しか含まない（もしくはまったく含まない）のが特徴です。

「水＋界面活性剤」の構成は洗顔料と役割的に重複するので、「W洗顔不要」になっている商品が多くなります。見方によっては「超強力な脱脂力を持った洗顔料」と言えなくもありません。

メイクを浮かせるための「油分」をあまり含まないので、メイク落ちは「界面活性剤」の力に頼っています。つまり、「洗剤でメイクを溶かす」タイプのクレンジングです。

そのため、リキッドもジェルも「肌が乾燥しやすい」という欠点を持っています。

原則として、リキッドやジェルはオイル成分を避けたい人のためのクレンジングになります。

ニキビ肌の人・マツエクをしている人・オイル成分に過敏な人などですね。

乾燥肌や敏感肌の人は、特に理由がなければ、クリームやミルクなどの肌に優しいクレンジングを使った方がいいですよ。

まとめ

以上、クレンジングリキッドとジェルの違いについて見てきました。

基本的には、洗浄力の違いになるので、自分の使っているメイクにあった方を選ぶようにしましょう。