【低評価】ホットクレンジングを毛穴の黒ずみ・角栓におすすめしない理由

毛穴の黒ずみ・角栓にホットクレンジングゲルをおすすめしない理由

「鼻の黒ずみ・角栓にはホットクレンジングがおすすめ!」

最近はあちこちで見かけますね。

よく雑誌や芸能人とタイアップしていますし、WEBマーケティングにも力を入れているメーカーが多いようです。

ネットで調べてみても絶賛記事ばかりが出てくるので、はっきり【低評価】の記事を一つ書いておこうと思います。

別に「肌に悪いから使ったらダメ!」とまでは思いませんが、毛穴の黒ずみ・角栓対策としては正直微妙だよ!という話をしていきます。

ホットクレンジングゲル(ジェル)とは?

ホットクレンジングゲル(ジェル)は、肌に馴染ませると徐々に温かくなってくるという不思議なクレンジングです。

クレンジングジェルの一種ですが、グリセリンやDPGなどの多価アルコール類が大量に使われているのが特徴です。

それらが水分と混ざると発熱するという化学反応を利用して温感作用を出しています。

ホットクレンジングゲルが鼻の黒ずみや角栓にイイと紹介されることがあるのは、温感効果によって毛穴が開くからでしょう。

たしかに、温まると肌が緩むので、メイクなどの汚れが多少落ちやすくなることは事実ですね。

しかし、デメリットの方が多いのであまりおすすめできないというのがここからのお話になります。

ホットクレンジングゲルの欠点

ホットクレンジングゲルの欠点は、メイク汚れとの馴染みが悪い点にあります。

ホットクレンジングは水性基剤である多価アルコール類を利用しているので、必然的に水性ベースのクレンジングになります。

ほとんどのメイクは油性の原料でできていますので、本質的に馴染みにくいという問題があります。

また、油分で汚れを浮かせるというプロセスを省いているため、メイク落ちは界面活性剤(洗浄剤)の力に頼っています。

つまり、「洗剤でメイクを溶かす」タイプのクレンジングです。

W洗顔不要のものが多いのも、クレンジング自体が洗剤としての性質が強いからですね。

結果的に、この手のクレンジングには、

  • マイルドに作ると、メイクがあまり落ちない
  • メイクがよく落ちるように作ると、肌がとても乾燥する

というちょっと困った性質があります。

洗浄力を弱めにすればマイルドにはなりますが、使っているメイク次第では、毛穴にメイクが残りやすくニキビなどの原因になります。

実際、「ホットクレンジングを使ったらニキビができた」という口コミは多いですね。

かといって、界面活性剤の量を増やして洗浄力を強化すると肌を乾燥させてしまい、毛穴の黒ずみや角栓に逆効果になります。

それでもクレンジングオイルなどに比べれば肌に優しいですし、メイクとの相性にもよりますが、そこまで優秀なクレンジングとは思いません。

汚れがよく落ちて肌も乾燥しないクリームタイプやミルクタイプに比べると、クレンジングとしてどうしても見劣りしてしまう、というのが率直な感想です。

本当に毛穴の黒ずみや角栓にいい?

温感作用は毛穴に良さそうなイメージを与えるので、ホットクレンジングには黒ずみや角栓への効果をアピールしている商品が多いです。

しかし、肌がちょっと温まったからと言って毛穴に詰まった汚れが取れるようになるか?と言うと、答えはノーです。

毛穴汚れが洗顔やクレンジングで取れないのは、別に毛穴が閉じているからではありません。

毛穴の黒ずみや角栓は角質(=タンパク質)とカチコチに固まった油でできているので、界面活性剤(洗浄剤)の力では落ちません。

黒ずみの方は酸化した皮脂なので、油分の多いクレンジングならほんの少しは溶かせますが、水性のホットクレンジングでは歯が立ちません。

洗浄力もジェルらしくかなり低めです。毛穴が目立たなくなるとうたっていますが、落とせるのは、あくまでも毛穴の「メイク汚れ」まで。角栓を取ることまで期待して使い続けると、肌へ負担をかけてしまいかねません。

かずのすけ『化学者が美肌コスメを選んだら…』p29

上はコスメ解析で有名なかずのすけ氏がホットクレンジングに言及している箇所ですが、まったくその通りだと思います。

メイクとも馴染みにくいようなジェルクレンジングで、メイクよりはるかに頑固な毛穴汚れを溶かし出せるわけがないのです。

でも口コミで毛穴がキレイになったという人もいるよ?

ホットクレンジングの口コミを見ていると、やはり「期待外れ」という声が多いですが、中には「毛穴の黒ずみや角栓がキレイになった」というものもたまに見かけます。

しかし、これは温感作用とは関係がないものだと思います。

実際、毛穴への効果をアピールした商品を見てみると、成分表の中に「ソフトスクラブ」や「パパイン酵素」(酵素洗顔料によく使われるもの)などの角質ケア成分が使われているのがわかります。

毛穴への効果は温感作用にあるのではなく、これらの角質ケア成分にあると見た方がいいでしょう。

しかし、角質ケア成分は肌と毛穴に負担がかかるので、長期的に見ると毛穴の黒ずみや角栓にマイナスに働く可能性があります。

特にクレンジングは毎日のように使うものですから、角質を剥がして肌を弱くしてしまいがちな角質ケア系の成分は避けておきたいところです。

敏感肌の人には刺激が強い

もう一つ、ホットクレンジングゲルをおすすめしにくいのは刺激性の問題があるからです。

最近、雑誌や有名人のブログなどでよく取り上げられているクレンジングに「ホットクレンジングジェル」というものがありますが、これも敏感肌の人にはお勧めできません。

かずのすけ『化学者が美肌コスメを選んだら…』p29

上の引用でも言われているように、ホットクレンジングは敏感肌の人には合いません。

ホットクレンジングには多価アルコール類が超高濃度で配合されており、しかもそれが肌の上で化学反応を起こして発熱するわけですから、どうしたって低刺激とはなりません。

毛穴への効果を狙って特殊な成分が使われているならなおさらです。

口コミを見ていても、ホットクレンジングを使って痒みが出たり肌荒れを起こしたという人は結構多いです。

また、水分と反応して発熱するため、肌状態や使用環境などの影響を受けやすく、温感作用のコントロールが難しいということもあります。

「熱い」と感じるほど発熱することもあれば、まったく温感を感じないこともある……という風にどうしてもバラツキが出てきます。

ついでに言うと、空気中の水分とも反応するので、容器の開け閉めを繰り返しているうちに温感効果がなくなってしまうことが多いでしょう。

まとめ

肌の上で温まってくると「おお!」と何かをやってくれそうな感じがしますが、ホットクレンジングを客観的な目で評価するならば、それほど多くを期待できるようなクレンジングではないと思います。

あくまでもリラクゼーション効果と血行促進がメインになると考えましょう。

そもそも、毛穴の黒ずみや角栓は取り除いてキレイにするものではなく、肌が健康になれば自然となくなるものです。

最初からクリームやミルクのような肌に優しいタイプのクレンジングを使った方が、毛穴の黒ずみや角栓の改善によほど役立ちますよ。

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