「毛穴の開き」の正しい改善方法まとめ

毛穴の開きを改善したい!
でも、全然よくならない。
むしろ段々ひどくなってきているような気も…?

そういった人は毛穴ケアの方向性を間違えてしまっている可能性が大です。

毛穴の開きは適切なケアをすれば着実に改善することができるものです。

しかし間違ったケアをしてしまうと、やればやるほど毛穴が開いていく…という泥沼状態になってしまいます。

この記事では、毛穴の開きの正しい改善方法を解説していきます。

毛穴の開きをこじらせたくない方はぜひ目を通してみてくださいね。

ほとんどの人が誤解している毛穴の開きの原因

毛穴の開きを改善する上で、一番マズいのは「毛穴の開きは汚れが詰まっているから」と勘違いしてしまうことです。

実際には全っ然違いますからね!

まずは毛穴が開く本当の原因を正しく理解することからはじめましょう。

毛穴の開きの原因「不全角化」

毛穴の開きの原因は、毛穴の開口部で「不全角化」が起きていることです。

「不全角化」とは、肌がダメージの修復に追われて、正常な細胞を作ることができなくなってしまう状態のことです。

具体的には以下のような流れで毛穴が開きます。

<毛穴が開く仕組み>

1,毛穴の開口部がダメージを受けて傷む
すべてはここから始まります。どのようなものがダメージになるのかは後で詳しく見ます。

2,肌細胞の代謝が活発になる=角化昂進
ダメージを修復するために代謝が活発になり、通常の2倍3倍の早さで細胞が入れ替わります。角化(細胞が成長するプロセス)も早回しで行われます。

3,正常な細胞が作れなくなる=不全角化
細胞が十分に角化しきるだけの余裕がないために、不完全な状態で肌の表面に出てきます。

4,毛穴の開口部がすり鉢状に凹む
育ちの悪い細胞によって構成された毛穴の開口部は、しぼんですり鉢状にくぼみます。

以上のように、毛穴の開きの直接的な原因は「不全角化」にあります。

ダメージを受けた毛穴が修復に追われて、まともな細胞を作れなくなったときに、毛穴がすり鉢状に凹んでしまうのです。

毛穴の開きの原因を誤解しないように

毛穴の開きは「毛穴に汚れが詰まっている」という話ではまったくありません。

たしかに、「毛穴の開き」と「毛穴の詰まり」は同時に起きることが多いです。

しかし、これらがセットで起きることが多いのは、どちらも「不全角化」が原因で生じてくるものだからです。

毛穴開口部で不全角化が起こる
 →出来の悪い細胞だから毛穴が凹む
 →角化が昂進しているから汚れが詰まる

そもそもの話、鏡で毛穴をよくよく観察すれば、汚れとは関係なく毛穴がすり鉢状に凹んでいるのがわかるはずです。

こんな感じに↓
すり鉢状に凹んだ毛穴の開き

「毛穴汚れを除去しても毛穴の開きはいっさい改善しない」ということを肝に銘じておいてくださいね。

毛穴の開きを改善するためには?

では、どうすれば毛穴の開きを改善することができるのか?

次にこの点を見ていきましょう。

毛穴の開きを改善する唯一の方法

毛穴の開きを改善するためにすべきことはたった一つです。

「毛穴が受けるダメージを最小限に抑えること」です。

最初の方で述べたように、毛穴の開きの原因は、毛穴の開口部の角化が昂進して「不全角化」が起きていることです。

毛穴の開口部がダメージを受けつづけている限り、毛穴の開きが改善することはありません。

角化が昂進しているということは、裏を返せば、肌は毛穴を元通りにしようとめちゃくちゃ頑張っているということです。

細胞を作るペースが早くなって結果的に「不全角化」が起きてしまうのも、肌がなんとか傷んだ毛穴を治そうとしているからです。ただ、ダメージの修復がいつまで経っても追いつかないだけなのです。

毛穴の開きを改善することができるのは、肌自身が持つ回復力だけです。

重要なことは、毛穴が受けるダメージを減らし、肌の頑張りが無駄にならないような環境を用意してあげることです。

  • 毛穴が受けるダメージを減らす
  • しっかり保湿して肌の回復力が発揮される環境を作る
  • 頑張っている肌の邪魔になるケアをしない

これだけすれば、毛穴の開きは少しずつでも着実に改善していきます。

毛穴の開きに除去系のケアはダメ

毛穴の開きの改善には弱りきった毛穴をいたわってあげることが重要なのですが、実際には、ほとんどの人がそれとは真逆の対応をします。

つまり、毛穴に追い打ちをかけるようなケアをしてしまうのですね…。

毛穴パックや洗顔ブラシ、スクラブ・酵素・AHA・どろ・炭などの角質ケア系の洗顔料、角栓ボロボロ系のクレンジング……などなど。

このような汚れを除去するタイプの毛穴ケアは、すべて毛穴の開きを悪化させることにしかなりません。

パックと同様、ゴマージュなど、取り除くタイプが主流の毛穴ケアは、実は熱心にすればするほどトラブルを招いてしまいます。それは、角質を取り除いていくタイプが多いからです。

岩本麻奈『女性誌にはゼッタイ書けないコスメの常識』p91

この点には本当に気をつけてください。

汚れが詰まっているから毛穴が開くわけではないのではないのです。

毛穴の開きの原因を汚れだと思い込んでしまうと、間違ったケア方法で毛穴の開きをどんどん悪化させることになります。

毛穴は、どうにかしようと四苦八苦するほど事態は悪化する──と心得ておきましょう。

檜垣祐子『皮膚科専門医が教えるやってはいけないスキンケア』p158

余計なことを考えると毛穴の開きの改善は必ず失敗します。

毛穴の開きを治すための3つの改善方法

具体的な改善方法に入りましょう。

毛穴の開きを改善する上で重要なポイントは、

  1. クレンジング
  2. 洗顔
  3. 保湿

の3点です。

それぞれ一つずつ見ていきます。

1)クレンジングの改善

クレンジングは毛穴の開きを生む最大の原因です。

日常的にメイク落としをする人が毛穴の開きに悩んでいる場合、今使っているクレンジングが犯人である可能性が非常に高いです。

これに関しては、どのタイプのクレンジングを使うかで決まってしまうところがあります。

まず、クレンジングオイルは絶対にやめましょう。

クレンジングオイルの使用は毛穴の開きの最大の原因と言える物です。メイクが一瞬で落ちて便利ですが、肌や毛穴へのダメージが非常に大きく、オイルを使ったまま毛穴の開きを治すのは至難の業です。

リキッドやジェルなどの水性のクレンジングもあまりおすすめできません。

水性のクレンジングは、油分でメイクを浮かせるというプロセスを省いて、界面活性剤(洗浄剤)の力で無理やりメイクを溶かします。脱脂力が強く、肌と毛穴に負担がかかります。

毛穴の開きに使うなら、クリームタイプのクレンジングがおすすめです

クリームタイプは他のタイプに比べて界面活性剤(洗浄剤)の使用量がとても少なく、肌にも毛穴にも負担が少ないです。優しくメイクを浮かせて落とすことができるので、クレンジングによる毛穴へのダメージを最小限に抑えることができます。

ミルクタイプもクリームに次いでマイルドなものが多いですが、メイク落ちはクリームに劣りますので、メイク残りに注意しましょう。

クレンジングは毛穴に与える影響がとてつもなく大きいので、ここがダメなら他に何をやっても毛穴の開きは治りません。

毛穴の開きを改善を目指すなら必ず見直しをしましょう。

↓の記事で毛穴の開きにおすすめのクレンジングを紹介しています。

2)洗顔の改善

毛穴の開きの改善には洗顔も重要です。

ポイントとしては、

  • 毛穴の開きが気になる部分を念入りに洗わない
  • スクラブ・酵素・AHA・どろ・炭などの特殊な洗顔料を使わない
  • 洗浄力の強い洗顔フォームを使わない

「毛穴汚れを落とすこと」を洗顔の目的にしないことが何より大切です。

皮膚科医の吉木伸子氏が述べているように「洗い方が悪いから毛穴が開くなどというのは俗説」(『スキンケア基本事典』p212)です。

汚れを取ろうとして毛穴に負担のかかる洗顔をしてしまうと、ダメージを受けて毛穴の開きが余計に悪化します。

洗顔はとにかく手短に済ませるようにし、くれぐれも毛穴の開きが気になる部分を念入りにクルクルしたりしないようにしてください。

洗顔料に関しては、シンプルで肌に優しい洗顔石鹸を使うのがベストです。

開いた毛穴はすでに相当に傷んでおり、ちょっとした刺激にもダメージを受けやすい状態にあります。刺激の少ない洗顔石鹸を使って、少しでも毛穴が受けるダメージを減らしてあげましょう。

シンプルな洗顔石鹸なら肌に余計な油分なども残しませんし、毛穴にも優しいです。

3)乾燥の改善

3つめの改善ポイントは保湿のケアです。

保湿のケアは毛穴の開きに対して2つの効果があります。

  • 毛穴が受ける乾燥ダメージを減らす
  • 肌をふっくらさせて毛穴の開きを目立たなくする

傷んだ毛穴は保湿力が低下しており、乾燥によるダメージに24時間晒されています。乾燥した状態では肌が健やかに代謝することができず、毛穴周りの細胞もなかなか育ってきません。

保湿でしっかりケアして毛穴が受けるダメージを減らしてあげることが一つ目の効果です。

肌の乾燥が改善されると、皮脂の分泌も落ち着いてきます。

そして、もう一つは「毛穴を目立ちにくくする」という見た目上の効果です。

肌は水分量に応じて膨らんだり縮んだりします。保湿によって肌の水分量が多い状態をキープすると、毛穴周りの肌が膨らみ、その分だけ毛穴は目立たなくなります。

先に引用した皮膚科専門医の岩本麻奈氏も以下のように述べています。

正しい対処法は、保湿をしっかりし、毛穴の周囲をふっくらさせて目立たなくさせることです。

岩本麻奈『女性誌にはゼッタイ書けないコスメの常識』p91(強調は原文)

保湿に使う化粧品としては、セラミドが配合されている化粧水や保湿クリームがおすすめです。

セラミドは他の保湿成分に比べて保湿力が高く、また肌をふっくらさせる効果も高いので、毛穴の開きにはもってこいです。

おすすめの商品については↓の記事で紹介しています。

毛穴の開きの改善に保湿はまさに一石二鳥の対策です。しっかり取り組むようにしましょう。

まとめ

毛穴の開きの改善方法について見てきました!

毛穴の開きは治りにくいと思われがちですが、方向性を間違わずに適切なケアをすれば、少しずつでも着実に改善していくことができるものです。

本文の方でも書きましたが、「肌は毛穴を元通りにしようとめちゃくちゃ頑張っている」ということを忘れないでくださいね。

傷んだ毛穴をいたわりながら、毛穴の目立たない肌を育てていきましょう。

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